2018/3/12
|
|
車検の話 |
|
お世話になります。 今日は「車検」の話題です。 車検とは、道路運送車両法なる法律で定められた義務で、 新車を買うと「新規検査」以後、定期的に「継続検査」が必要 です。ナンバーなしの中古車は「中古新規検査」と呼ばれます。 車検切れは「無車検運行」となり厳しい罰則があります。 検査は陸運局で行う場合と、民間車検場で行う場合があります。 みなさんが俗に言う「車検」は検査と整備点検を含めたものだと 思いますが、車検には納税をする側面もあります。 「諸費用」と呼ばれる重量税、自賠責保険、検査印紙代などです。 「重量税」は自動車重量税法に定められた税金で、自動車に重さ 毎に金額が決められていて、車検毎の納税が必要です。 「自賠責保険」は自動者損害賠償保障法に定められた保険で 「強制保険」とも呼ばれています。自動車事故でお世話になった 方もいるかと思います。これも車検毎の付保が必要です。 「検査印紙」はを印紙で支払う検査代です。 「点検整備」は道路運送車両法で定められた使用者の義務で 定められた期間、車種ごとに定められた技術上の基準で点検 を行う必要があります。これには「分解」が含まれます。 「分解」とは国から認証を受けた整備事業者が行う行為で、 分解をした場合は分解整備記録簿の発行が義務付けられて います。分解は自動車の安全に係わる部分ですので認証を 受けた者以外は行えません。 「分解整備記録簿」とは自動車を分解した場合に発行する書類で、 いつ、どこで、だれが、なにをどうしたなどが記録されます。 整備をしなくても「検査」に合格すればいいのですが、 自動車は複雑な機械ですのでなかなか難しいのです。 ヘッドライトの配光、サイドスリップ(車の直進性を測る)など は車検の度に狂っている場合が多いのです。 一昔前では排気ガス濃度の調整とかブレーキの調整なども 当たり前に必要でした。 給油の必要な部分、清掃が必要な部分、残量の確認、錆の 影響などの「ノウハウ」が当然有り、車種毎の弱い部分、注意 しなければいけない部分など経験も当然に必要です。 「分解」をしなければ目視もできない部分も多数有り、経年変化 で摩耗した部分、錆びて動きの悪い部分などもあります。 最近はユーザー代行車検なる輩が増えてますが、自動車の 安全は担保されていません。記録簿は発行してる様ですが 「点検」のみで「分解」ではありません。 「車検」には「公害や事故、故障を未然に防ぐしくみ」とご理解 いただき、ご用命は認証整備事業者にお願いいたします。 当社はもちろん「認証」受けてますよ。 |
|